ダーツが好きすぎて、どう生きていけばいいか分からないblog

ダーツに取り憑かれ、四六時中ダーツで頭が埋まり、人生破綻した人間のblog

お酒とイップスについて

久しぶりにイップスについて書きます。

現在は治った(抑えた)ものの、腕の出ないイップスに苦しめられた約3年半、他のイップスの人よりもダーツと向き合った時間が多かったと自負している。その期間、沢山の感覚を得た。ダーツを持ったまま勝手に腕が伸びていく気色の悪いあの感覚や、勝手にテイクバックが始まり、勝手に手首が返り始めたりする、身体が乗っ取られるあの感覚も、今や悪い基準を測る一つの糧となっている。

そのような経験の中で得た、絶賛イップスの人へ向ける一つアドバイスと注意喚起があります。
以前の記事でも書いた、アルコールによるドーピング(イップスを抑える)についてです。

※参考※
http://tklaw.hatenablog.com/entry/2015/09/18/152619?_ga=2.101352263.790303245.1540217215-1462265691.1528207700

つまるとこ、アルコールの摂取により一時的にイップスは緩和されます。飛び跳ねてジャンプしたりしなきゃ畳んだ腕が出せない時期の自分ですら、アルコールを摂取したハウストーナメントではかなり緩和されて投げることが出来てました。
初めての経験でした。しかし、次の日…というか飲酒ペースを落としアルコールが薄まってきた数時間後には摂取前より酷い状態に成り果てたイップスマンに変身していました。
これは、アルコール摂取により、身体の各神経の反応を鈍らせた結果、腕が出ない(or勝手に出る)イップス≒反射を引き起こさずに過ごしたものの、その間は、通常なら反射する動作で投げ続けたものだから(つまり無理矢理投げることが出来てしまった。アルコールのお陰で身体が「無理矢理」と反応しないためイップス症状が起きない。)、筋肉に負担が掛かり、時間が経ち、むしろ摂取前より酷い反射が起きたということ。

なので、一時的に酒を入れて対応する分には問題ないと思うけど、常時アルコールに頼ってしまってはフォーム構築なんてものはなくなるという恐れがある。イップスになる時点で根本から投げ方が間違っているんだと認めてあげないと、苦しいダーツは止まないのである。

イップスを退治(根本的なフォームの変更)すると、おそらくレーティングはガク落ちするだろう。二度と上に上がれない可能性もある、でも、イップスの症状でダーツをやる苦しさよりは数百倍いいよ。慢性的なイップスの人は、勇気を持ってこれまでの悪しきアドバイスを疑ってみてほしい。